土地探しから始まった介護施設建設の計画事例
このページは、新日本ビルドから提供されたニュースレター原稿をもとに再構成したページです。
この事例では、土地探しから始まった相談が、既存施設の見学と優先設備の整理を通じて少しずつ具体化していきました。図面を描く前に何を確認し、どこで判断を固めたのか、その流れをご紹介します。
「車で1時間くらいの範囲で、土地探しから一緒に考えてもらえませんか」。栃木市で介護施設を運営されている社会福祉法人の方から、そうした相談を受けたことが、この計画の始まりでした。計画されていたのは、デイサービスがおよそ30名、それに併設する住宅型有料老人ホームです。規模だけを見ると、特別に大きな施設というわけではありません。ただ、実際に話を伺っていくと、単純に図面を描けば進む案件ではないことが見えてきました。
土地探しの段階から整理が必要な計画でした
この計画では、建物の前にまず土地の条件を考える必要がありました。すでに運営のイメージはある程度お持ちだったものの、「この土地で本当に成り立つのか」「日々の動線に無理はないか」「スタッフの負担はどうなるのか」といった点については、まだこれで大丈夫だと言い切れるだけの材料がそろっていませんでした。形にすることはできても、描いたあとに不安が残る。その状態のまま先へ進めるのではなく、まずは判断の軸をそろえることが必要だった計画です。
新しい図面を描く前に、既存施設を見てもらいました
そこで最初に行ったのは、新しいプランを提示することではありませんでした。介護コンサルタントが監修した既存施設が前橋市にあったため、まずは実際の建物を見ていただくことになりました。図面だけでは伝わりにくい建物のスケール感、利用者様とスタッフの距離感、日常の空気をそのまま感じてもらうことを優先した形です。内覧のあとに出た「これなら、運営できそうですね」という言葉は、この計画が同じスタートラインに立てた瞬間だったのかもしれません。
あとから変えにくい設備を先に決めました
もちろん、既存施設をそのまま再現するわけではありません。今回の計画では、想定している介護度を踏まえ、機械浴対応のユニットバスを3基設置する方向で検討が進みました。コストや面積の問題はあったものの、この部分についてはあとからでは変えられない要素として優先順位を上げています。何を加えるかを考える前に、どこで判断を固めるべきかを整理していったことが、この計画の特徴でした。
判断の軸を共有することで計画が前に進みました
振り返ると、この計画は設計上の工夫だけで前に進んだわけではありません。土地がない段階でも、運営のイメージがまだ固まりきっていない段階でも、考え方や判断の軸を共有できれば、計画は少しずつ前に進めることができます。この事例は、図面を描く前に何を確認するべきか、どこで優先順位を決めるべきかを改めて整理しやすい施設計画でした。
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新日本ビルドは、グループ会社での有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、グループホームの運営実績を活かし、「運営する側の視点」に立った施設提案が可能です。 自社内に一級建築士が在籍しているため、設計から施工までを一貫対応。各種許認可や条例への対応にも豊富な実績があり、計画から完成までスムーズな進行をサポートします。 さらに、金融機関から評価されやすい運営会社とのマッチング支援や、介護業界で課題となる人材不足を見越した運営支援体制も強みです。グループ全体のスケールメリットを活かし、建築コストの最適化と安定した利回りの確保を目指します。
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